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典型的な家事代行

実はたいして汗ばむこともないし、バスタオルも雑巾に降格できないくらいきれいである。 しかも、これだけのことをしても五分とかからない。
浴室のドアは開け放ち、もちろん換気扇は回す。 夏場はシャワーだけなので、もっと簡単だ。
以来、カビとは無縁の生活を送っている。 以前は、シンクが空っぽになることはなかった。
食器は食器洗い乾燥機に入れるが、夕食の支度中に片付けられなかった鍋やボウルの類は、朝までそのままということが往往にしてあったし、段取りよく調理中にすべて片付いたとしても洗い桶だけはシンクに置きっぱなしだったからだ。 早朝、犬に起こされて、散歩から帰ってから朝食までの時間がやたら長いので、その時間を後片付けに当てるとちょうどよかったということもある。
だが、潔癖な人には耐えられない光景だと思う。 今でもたまに放置して寝ることもあるが、朝、前夜の残骸を見るのはやはり気分のいいものではない。
夕食後は、まず食器洗い乾燥機に入れられるものは入れてしまい、寝る前に食洗機に入れられなかった鍋などの洗い物と夕食後に出た洗い物を片付ける。 いっぺんに片付けてもいいのだが、寝るまでのあいだに、グラスや茶こしなど、必ず何かしら洗い物が出るので二段階にする。
ところで、この食器洗い乾燥機は、入居時からついていたものではない。 皿やグラスを割る回数が増えたこともあって、何人かの意見を聞いてみたうえで、後から導入したものである。
シャンソン歌手で料理愛好家のHさんは「あるけど使わない」派。 前述のKさんは「絶対おすすめ」派。

あるけど使わないという人はもう一人いたが、いずれにしても、わが家の場合はスペースに問題があった。 上置きタイプは検討の余地なし。
ビルトインにするためには、引き出しを三つつぶさなければならなかった。 結局、引き出しを三つつぶしても、食器洗い乾燥機のほうが便利というKさんの意見に従った。
たしかに、一カ月もしないうちに、そこに引き出しがあったことを忘れた。 収納とは、スペースがあればあるだけモノをつめこみ、なければないなりにモノを減らし、どうしても減らせないものには別にふさわしい収納場所を与えてやれるもののようである。
食器洗い乾燥機のおかげで、グラスも皿も割れなくなり、換気扇のフィルターまで洗えるので大活躍。 いずれ五徳も食器洗い乾燥機に入れられるタイプにしたいと狙っているところである。
さて、片付けの仕上げに、洗い桶を拭いて、翌朝までオーブンの中にしまっておく。
シンクを空っぽにしたら、水滴が残っていないように拭き上げる。 使うのは、その日一日手を拭くために使っていたタオルである。

排水口は、排水口ネットのゴミを捨てるついでに掃除する。 排水口ネットは、ゼンミの「水切りゴミ袋YESサット」を愛用しているが、野菜の皮などは直接ゴミ袋に入れるので、このネットでキャッチしてもらうのは、野菜を洗ったときに落ちた砂や、茶こしにへばりついていた茶がらのような細かいものばかり。
毎日取り替えるほどではないし、ほかの排水口ネットに比べて高いので、できれば再利用したい。 水気を絞ってゴミだけを捨て、また排水口にセットすることもたびたびである。
ネットごと捨てるのは穴があいたとき。 穴があかなくても、夏場はとくにヌルヌルしてくるので、一週間が限度かな?排水口の掃除をおこたっていると臭くなるし、ヌルッとして気持ちは悪いが、幸いにして汚れ自体は簡単に落ちる。
菊割れというゴムの蓋、カゴを古歯ブラシやスポンジでこすり、排水口の下にあるお椀を伏せたような排水トラップも外してヌメリを取る。 トラップで覆われていた水封部もスポンジでグルリ。
洗い桶に溜めておいた水を一気に流して、水封部の水がきれいに澄んだのを確認して、トラップやカゴを元に戻す。 排水口掃除で注意したいことが1つ。
トラップを外したら、古歯ブラシやスポンジなどを排水口に流さないように気をつけること。 バスルームにしても、シンクにしても、「毎日、必ず、完壁に、やる」とは決して思わないことにした。
お風呂はお湯を抜いて出るだけのこともある。 二、三日ほったらかしにしたからといって、急に手入れが大変になることもない。
シンクも次の食事作りに支障がない程度には片付けるが、必ずしも拭き上げるとは限らない。 気分がよければやる。
忙しかったり、具合が悪かったら、サボる。 この気楽さが、案外、長続きの秘訣になるのかもしれない。
それに、いざとなったらプロに頼めば、取り返しがきくんだもの。 イヤだイヤだと思いながら頑張る必要なんてないのである。
気になる箇所は人によって異なる。 掃除の話をしていておもしろいなぁと思うのは、人によって潔癖になる箇所が各々異なるということである。

たとえば、鏡は一点のくもりも許せないけど、ヘアブラシには髪の毛がついていても平気とか、その逆の人もいれば、どっちもOK、両方ともイヤなど、まさに十人十色。 ハウスクリーナーたちは、まんべんなく触ってきれいにしているはずだが、それでも人によって気の利かせどころが違う。
そういう意味では、優秀な人が何人か交替で来てくれるのがいいのかもしれない。 窓、電球の笠、電話、テレビ、インタフォン、額、冷蔵庫やタンスの上や裏側、ソファの下、鴨居、障子の桟、サッシのレール、カーテン、建具とその取っ手、スイッチ回りなど、日常の掃除ではあまり触らない箇所を、キッチンとかバスルームといった単位の掃除とは別に重点的にやってもらうのも1つの手である。
そういう部分は汚れていても手が回らないこともあるが、案外、気にならない・気にしない箇所でもある。 不思議なもので、ハウスクリーニングが入るようになって、あっちこっち懸案箇所がきれいになっていくと、今まで気にも留めなかった箇所の汚れが目立つようになる。
なんだか余計な仕事を増やしたようで釈然としないところもあるが、せっかく気づかせてもらった汚れなのだから、自分でやるか、プロに頼むかは別にして、「よりきれいにする」きっかけとして喜ぶべきなのだろう。 掃除をしないヤツに限って汚す、散らかす-というのが私の持論である.掃除をしなければならない人間は、なるべく汚さないように、散らかさないようにするものである。
わが家で、そのもっともいい例が、玄関とトイレのスイッチ部分である。 掃除をする私は、人差し指で、まさにスイッチ部分だけを押す。
これなら皮脂によって汚れる箇所は最小限ですむ。 ところが、娘は、手のひら全体でスイッチを押すのである。

スイッチのカバーからはみ出した指先は壁紙に触れることになって、周辺が黒く汚れるハメになる。 外から帰ってきて玄関のスイッチを押す。
そのまま手も洗わずにトイレに駆け込む。 したがって、この二カ所が、とくにひどい。
窓を開けるときも、私は決してガラス部分には触らない。 それが常識だと思っていたが、娘の行動を見ていると、片手は窓枠に、片手はガラス面に手のひらをベタッと当てて開けている。
最初は力が足りないからだろうと思っていたが、充分筋力のついた今でも、ときどき母の苦言を忘れてやっているところをみると、掃除をしない人間のお気楽な無意識行動なのだろう。 扉も同様。
開けるときは、取っ手をつまむが、閉めるときは、取っ手の存在を無視して、その周辺をいい加減に触って閉める。 キッチンのキャビネットは茶系の扉なので、それをやられても目立たないからいいのだが、食器棚や収納棚の白い扉でやられたらたまったものではない。

以前の家事代行は考えるが、これがなかなか難しいと家事代行は最近あらためて実感しています。
デスクの上に家事代行をご用意しております。家事代行ジェネレーションの到来です。
もらって嬉しい家事代行を厳選して紹介。本格仕様の家事代行です。